受診してみよう!心療内科の概要

心療内科って何だろう?

心療内科と聞くと、心を治療するところなのかなと感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、「心療」という言葉は「心理療法」を省略したもので、「心を治療する」という意味ではありません。それでは、心療内科ではどんな治療をするのでしょうか。心療内科は、心身症やストレスによる身体症状を取り扱うところです。心身症そのものを治療するのではなく、それに伴う体の不調を取り除くことで、心身の安定につなげていきます。取り扱う症状は、パニック障害、社会不安障害、うつ状態、摂食障害、自律神経失調症、過敏性腸症候群などがあります。また、心身症に伴う気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎を診療するところもあるなど、取り扱う症状は多岐にわたります。

精神科とは何が違う?

心療内科とあわせて、「精神科」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。診療所でも「心療内科・精神科」と並べて書かれていることもありますね。そもそも心療内科と精神科は何がちがうのでしょうか。心療内科は、前述のとおり心身症やストレスに伴う身体症状を治療していきます。それに対して精神科は、精神症状や気分症状、認知症状などを取り扱います。幻聴が聞こえる、幻覚が見える、イライラしたり落ち着かなかったりする、物忘れがひどくなった、など様々な症状の改善に努めていきます。それぞれ「心療内科医」「精神科医」が治療をおこないますが、診療する症状に重複するものが多いこともあって、区別があいまいな部分もあります。